2017年06月17日

関節炎

こんにちは。
院長の戸塚です。

梅雨なのに最近ずっと晴れていますね晴れ
梅雨雨は一体どこに行ってしまったのでしょう…。

さて、病院は予防シーズンも過ぎ落ち着いているため、
最近は積極的に様々なセミナーや勉強会に参加しています。

その一つで先日関節炎のセミナーに行ってきたのですが、
そこでのデータが興味深かったので皆様にご紹介を。


10歳以上のワンちゃんで関節または脊椎に変形がみられる割合は44.3%だそうです
2頭に1頭近くおり、関節や腰が痛いのです。

しかし、残念ながらその痛みに気付いてあげている方は少なく、
多くの方は「年取ったせい」と思い込んでいる事が多いのです。

本当は関節が痛いんですよむかっ(怒り)気づいてあげてください。

↓ちなみにワンちゃんの痛みのチェック表はこちらです。
image1.PNG


よかったらチェックしてみてください!!


さて、犬は分かったけど猫は?

という猫の飼い主さん!ちゃんと猫のデータもありますよ。


ちなみ猫ちゃんの場合はどのくらいで有ると思いますか?


猫ちゃんって、変な歩き方している子って、そんなにみないから少ないのかな…。

って思いますよね?



実は…


10歳以上では61.8%です!

犬より多いんです!!

でも、肢が痛いと病院に連れてこられる猫ちゃんはほとんどおりません。

なぜか…。

それは、関節が変形していても症状を示さない。または飼い主さんが気付いていない事が多いからなのです。
関節が痛いから、肢を引きずってなんて症状を出すことはほとんどない。

では、ネコちゃんはどのような症状を出すかと言うと
ジャンプをしなくなる
高い所に登らない
段差を嫌う
あまり遊ばない
爪研ぎをせず、伸びたまま
毛づくろいをしなくなる
…etc

↓猫ちゃんの痛みのチェック表はこちら
17061702.JPG

なんだか漠然とした症状が多いのです。
こちらもワンちゃん同様、「年を取ったから…。」と思っている方が多いのでは!?

1つでも当てはまるな。という事があるようでしたらご相談ください。


戸塚


posted by 先生 at 13:29| 病気について
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