こんにちは〜看護師の土角です

今年はあんまり雨が降らず梅雨って感じがしませんでしたが、今日は雨が降って梅雨らしいお天気ですね

話は変わりますが皆さんは
動物に与えてはいけない食べ物
をいくつご存知ですか

実は思っているよりもたくさんあるんです

今日は有名なタマネギとチョコレートについてお話したいと思います

タマネギ中毒

原因物質はタマネギに含まれて有機チオ硫酸化合物というものです。
食べてしまうと、これらが赤血球を壊すことによって貧血をおこします。
〜症状〜
貧血 黄疸 食欲不振 血色素尿 呼吸困難 ひどい場合死に至ることも
どのくらい食べると中毒を起こすのかはその子によって異なります。
丸々1個食べても何ともない子もいれば、切れ端を少し食べただけで症状が出てきてしまう子もいます。
特に柴犬さんや秋田犬さんの一部には遺伝的に中毒症状が出やすい体質の子がいるそうです

また、加熱すれば大丈夫とか少しだから大丈夫などと安心してはいけません

中毒物質は熱に強いので加熱したからといってあげてはいけません。
もし食べてすぐなら吐かせるのが一番ですが、時間が経ってしまった場合はおしっこをよくみてあげてください。
突然おしっこの色が赤や茶色になった場合には、赤血球が壊れてしまっっている(溶血)可能性がありますのですぐに病院にご連絡ください。
チョコレート中毒

中毒物質はチョコレートに含まれるテオブロミンというものです。
人に比べてわんちゃんたちはテオブロミンの代謝が遅いので、チョコレートにをたくさん食べると中毒症状がでてきてしまいます。
〜症状〜
嘔吐 下痢 脱水 高体温 筋肉の震え 筋肉の硬直 痙攣 昏睡 ひどい場合死に至ることも
中毒量はこちらもその子によって違ってきますが約100r/kgと言われています
ではいったいどのくらいの量が入っているのでしょうか

ミルクチョコレート 1.5-2.1r/g
2kgのチワワさんだと50gの板チョコ2〜2枚半で中毒量
ビターチョコレート 4.6-6.5r/g
2kgのチワワさんで50gの板チョコ半分〜1枚で中毒量
一口くらいなら。。なんて考えはダメです
上でも書いたようにその子によって中毒を起こす量は違ってきます。

ちなみに、ホワイトチョコはテオブロミンの含有量が少ないため中毒を起こす可能性は低くなっています。
それでもあげないでくださいね

食べてはいけない物はワンちゃんネコちゃんの手の届かないところに保管してあげてください

また、食べてしまったら様子を見ずににすぐに病院に連れてきてください!!!!
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